チャンスを掴むにはスピードが命！

IT業界を見渡してみれば、つい十数年前に数人・数十人で動き出したようなベンチャー企業が、今や日本を代表する大企業へと成長している例は少なくありません。少ない社員数で優れた機動力を発揮し、スピーディーな経営判断で行動してきたからこそ、時代の変化にしっかりと対応して成長を遂げてきたと考えられます。
社員数の少ない中小企業であれば、個々のアイディアが尊重され、迅速な意思決定によって目の前にあるチャンスを確実にものにすることもできるのです。制度・ルールに縛られすぎず、高い自由度のもと、個々が大きな裁量をもってビジネスを進めていける点は、中小企業の大きな魅力です。

風通しの良さがモチベーション維持の秘訣！

中小企業では個々にのしかかる責任も大きくなりますが、その分やりがいも大きくなるというもの。実力を高め、実績を重ねていけば、年齢に関係なく重要な役職も与えられます。ここでわかってほしいのは、これは競争至上主義や実力主義とは異なるということ。なぜなら、中小企業はそもそも社員数が少ないため、能力の高い人材には積極的に責任あるポジションを任せることが、経営戦略上不可欠だからです。
こうして中小企業では、社員個々が「我が社」という意識を持ち、それがモチベーションにもなります。「社員一人ひとりが経営者」という考え方も、責任を個人に転嫁するというネガティブなイメージではなく、社員全員がのびのびと前向きに業務に当たる企業にこそ当てはまるのです。

きっとキャリアも右肩上がり？！

中小企業での「実績」とは、営業職での売上に限らず、新製品や新サービスの企画、社内制度改善による業務効率の向上のような場合もあります。さらには、人数が少ない企業なら、これらの多様な業務に横断的に取り組みながら、幅広くスキルを伸ばしていくことも可能です。中小企業なら、マネジメントを含めて業務の幅が広がり、ビジネスパーソンとして対応できる範囲を広げていけるのです。これは、業務が事細かく縦割りで細分化された大企業では実現が難しいキャリア形成プロセスと言えます。