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転職前に再確認!~後編~

新卒に差をつける!大企業のメリット、中小企業のメリットって何?

履歴書
前回の前編に引き続き、大企業と中小企業それぞれのメリットをご紹介したいと思います。ぜひ双方の一長一短を洗い出して、自分自身の仕事探し、そして人生設計に役立ててください。

中小企業なら、高い自由度のもと大きな裁量で活躍できる

後編では中小企業のメリットに目を向けてみます。一般的によくいわれているのは、少人数ゆえ小回りが利くこと。迅速で柔軟な経営判断は、日頃の業務における頑張りが目に見えるカタチで評価され、早いタイミングでのキャリアアップにもつながります。大企業であればポストが詰まっていて昇進できなかったり、10年以上かけてやっと任せてもらえるような役割を、中小企業なら入社して数年で任される可能性は大いにあるのです。規模の差はあったとしても、何らかのプロジェクトにおいて人材管理から品質管理、納期管理まで、広範なマネジメントスキルを入社数年で磨いてけるのは、中小企業に特徴的な魅力だということができます。それは、取りも直さず、社員数が少ないからです。大企業は豊富な人材を抱えることでメリットも生まれますが、中小企業は少数精鋭だからこそのメリットが生まれてくるのです。限られた人材の中でやりくりする中小企業では、若い人材でも大きな裁量を与えられ、複数の役割を兼務することもありますが、それだけ自由に力を発揮できる環境だということです。

中小企業で働くメリット・デメリット

メリット
・社員が少ない分、責任ある仕事を任される
・個人の裁量が大きく、大抜擢もあり得る
・少人数で意思決定のスピードが速い
・経営陣との距離が近いアットホームな雰囲気
・地域に根ざした仕事ができ、転勤がない

デメリット
・知名度も社会的な地位も低い
・ビジネス規模と世の中への影響力が小さい
・一人ひとりの負担が大きい
・時にワンマンな経営者の判断に委ねられる

隣の芝生は青い?

大切なのは、あなたが何を重視するかということ。たとえば、「安定」を求めて大企業に入社しても、倒産することはあるということ。逆に中小企業でも、身の丈に合った無借金経営で堅実で安定的な経営をしている企業はいくらでもあります。ニッチな分野で業界屈指の業績を誇る中小企業は少なくありません。また、具体的な仕事のやりがいやスキルアップを重視するのなら、社員数をはじめとする企業規模は、解釈の違いによって「大企業のメリット」にも「中小企業」のメリットにもなります。

仕事探しに100点満点はないかもしれません。希望の会社に入ったとしても、100%満足できるとは限りません。大企業と中小企業は、一長一短あるからです。あなたは何のために仕事をするのか。あなたにとって会社とはどんな存在で、仕事に何を求めるのか。まずは自問自答してみてはいかがでしょうか?