はじめての方

既に登録している方

転職前に再確認!~前編~

新卒に差をつける!大企業のメリット、中小企業のメリットって何?

履歴書
会社選びの際、一度は考えるであろうテーマが、大企業と中小企業それぞれのメリット。感覚的には「大企業がいいに決まっている」と考えてしまう人も多いと思いますが、実際はどうなのでしょうか。今回は前編・後編に分けてご紹介していきたいと思います。

大企業なら、充実の福利厚生のもと大規模プロジェクトに携われる

前編では大企業のメリットに目を向けてみます。まず、大企業が大企業たる要因として挙げられるのが、潤沢な資金と豊富な人材、そして多彩なコネクションでしょう。これにより、多方面のビジネスパートナーを巻き込んだスケールの大きな仕事に関わるチャンスが生まれてきます。メディアでも紹介されるような大規模プロジェクトやキャンペーン、世間の認知度の高い商品シリーズの新商品開発などに携わり、自分がその中核を担う人材として活躍するとなれば、それは大企業だからこそできる経験であり、中小企業とは次元の異なるスキルが身につくかもしれません。
また、大企業に特徴的なのは、新入社員研修をはじめとして、役職別研修や業務内容別の専門研修など、充実の教育体制が整っていること。未経験で入社する場合や、向上心の高い社員にとっては、非常にありがたい環境が整備されています。この教育制度をはじめとして、福利厚生の充実ぶりもまた、大企業の大きなメリット。大企業の場合、そのコンプライアンスやワークライフバランスの実情が世間の注目を集めることも多く、大企業は自らを律し、従業員の働きやすい環境づくり、納得のいく給与体系や福利厚生を模索し続けているといえます。この恩恵を受けるのは、もちろん社員。プライベートも充実させたいなら大企業を選んでおけば間違いないかもしれません。

しかし、大企業ならではのデメリットも…

豊富な人材を擁する大企業の中では、「個」が埋もれてしまう可能性もあります。また、「豊富」である人材がみな専門分化された役割を持ちながらも、もしその企業の中でしか通用しない役割やスキルだとしたら、いわゆる「つぶし」がきかない結果になることも考えられます。もちろん、多方面に応用のきく専門的スキルを習得できるチャンスも大いにありますが、一人のビジネスパーソンとしての守備範囲の広さを追求したい場合には、縦割りで厳格に分業化され、業務が限定されかねない大企業では、むしろ物足りなさを感じる結果にもなりかねないのです。

大企業で働くメリット・デメリットまとめ

メリット
・知名度が高く、社会での評価も高い
・世の中へのインパクトが大きい仕事に関われる
・専門スキルの高い人材が豊富にいる
・福利厚生が制度として充実している

デメリット
・人が多く、自分がいなくても仕事は回る
・業務が限定され、出世にも時間がかかる
・稟議が煩雑で意思決定のスピードが遅い
・経営陣の存在が遠い
・全国転勤、単身赴任の可能性もある

小企業よりも大企業の方が、“一般的には”、周囲から高い評価を得られるかもしれませんし、大企業での勤務経験自体が、この先の転職活動に有利に働くことも十分にあります。「大企業に属していること」自体に魅力を感じるのであれば、ぜひとも大企業への就職を勝ち取り、自己実現を果たしてほしいと思います。


…後編につづく